映画【そして父になる】 感想

この前、関東の方に出かけたとき、先行上映でやってたので見てきました。
(9/29に上映開始なので、多分もうどこの映画館でも上映されてます)

小学校入学まで育ててきた息子が、実は他人の子供だった・・・
ざっくり言えばそんな物語。

「血の繋がりか、愛した時間か」
というフレーズが予告編で使われていますが、まさにそんな映画です。

今まで育ててきた息子が、病院の手違いで取り違えられた他人の息子だと分かる。
夫婦の本当の子供は、今は別の夫婦が育てていて、自分達が今まで自分の息子だと思って育ててきた子は、その夫婦の子供だった。

そこで、2つの夫婦に迫られるのは、このまま今の子供を育てるか、それとも交換するかという決断。

福山雅治の演じる、裕福で仕事のできるエリートで家庭にあまり関心がなく、厳しく子供を育てる父親と、とリリーフランキーが演じる、貧しいが楽しく奔放に子供を育てる父親像が対照的になっています。

福山雅治はガリレオとかでもそのイメージがありますが、感情表現が希薄というか、どちらかと言うと冷血漢なイメージのキャラがハマリますね。良いキャスティングだと思います。

家族ものということで、そういうのが苦手な人にはオススメできないかもです。
僕は特に苦手でもないので、普通に楽しめました。

特に、子供がいる方とかは感情移入できていいかもしれません。

盛り上がるようなシーンは少なめで、けっこう淡々と物語が進んでいく印象です。

ネタバレになるのであまり言いませんが、後半の盛り上がりのシーンはすごい良かった。
福山雅治の泣きの演技上手い。

ヒューマン系の映画が好きな方にはぜひオススメしたい映画です。

コメント

  1. soramove より:

    映画「そして父になる」そうだ親も親になっていくんだ

    映画「そして父になる」★★★★
    福山雅治、尾野真千子、真木よう子
    リリー・フランキー、二宮慶多
    黄升満マーク、風吹ジュン、國村隼
    樹木希林、夏八木勲出演
    是枝裕和監督、
    138分、2013年9月20日より全国公開
    2013、ギャガ
    (原題/原作:そして父になる)
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    カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞作品
    「カンヌ受賞で公開が早まった作品、
    こんなきらびやかな賞なんて要らない
    もっとひっそりと公開するような作品、
    拍手喝采というより
    暗闇でしみじみ色々考えるような。」
    病院で子供を取り違えられてしまった
    二つの家族の葛藤を
    主に人生の勝ち組を自負する
    父親の視点で描いた作品。
    スカイツリーが見える高層マンション、
    初めて来た人はホテルみたいと言う、
    高みから他者を見降ろすように、
    神経質で何もかもを自分の物差しで
    即座に切り捨てるような父親を
    福山雅治が演じている。
    自分は他に本業がある人が
    映画で演じるのは好きじゃない、
    だからもうひとつ入り込めない。
    でもそんなこと思いながらも
    リリー・フランキー演じる
    もうひとつのしけた電気屋の親父は
    結構好きだったりするので困ったものだ、
    誰もが二つの家族を比較して
    あれこれ思うだろう、
    やはりタワーマンションが良いかな、
    それともあまり裕福じゃなくても
    楽しそうな家庭の方が良いかなって。
    6年育てた子供と
    自分の血を引いた実子、
    「血は争えない」と言うけれど
    赤ん坊から育てた愛情は
    それに勝るとも劣らない、
    こんなこともし・・・・って考えても仕方ないが
    見てる間中、自分の親について考えた。
    親も精一杯だったんだろうなって、
    親として一年生
    何もかも初めてで懸命だったんだろうなって、
    そんなふうに思いながら
    スクリーンで葛藤する二つの家族を見てると
    心の柔らかい部分を刺激され
    堪らなくなる。
    でもきっと子供には
    親に反発する何かが組み込まれていたんだろう、
    今はそう信じたい。
    父親も母親も子供を育てることで
    親として育っていくのだろう、
    色々迷いながらも、
    やはり決断する時の多くは
    子供を優先して惜しみない…

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